NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能・導入/更新方法

画像生成AIの「Stable Diffusion」をコマンド操作不要で使えるソフト「NMKD Stable Diffusion GUI」が 2022/09/06 についにバージョン更新…!

現在の最新版がバージョン 1.3.0 になりました。(一つ前は 1.2.0) 最新版は現在 1.4.0

1.2.0 と比べて多くの機能追加・制限緩和が行われ使い勝手が更に向上したので、以下に概要と更新方法を記載します。

 

なおソフトの概要・詳しい使い方に関してはこちらのページをご参照ください

StableDiffusionGUIの使い方

入力したテキストから画像を生成したり、自分が描いた落書きに説明テキストを加えれば思い通りの絵に変えたりできるAI「Stable Diffusion」 ↑a sleeping cat in the hot spring (温泉で眠る[…]

(諸事情で前のバージョンを使用したいという場合は、上記ページで説明しているバージョン1.2.0のインストール方法に従ってください)

 

9/22 04:10 追記:バージョン 1.4.0 が公開されたので情報を追加しました

新バージョンが公開され、ダウンロード先も Ver. 1.4.0 に置き換わりました。

最新版の詳しいインストール方法や新機能の説明はこちらに記載しました。

1.4.0のインストール

画像生成AIの「Stable Diffusion」をコマンド操作不要で簡単に使えるソフト「NMKD Stable Diffusion GUI」が 2022/09/20 に大型アップデートしました! 現在の最新版がバージョン 1.4.0[…]

Ver. 1.2.0 → Ver 1.3.0 の変更点

※以下要点です。詳しい公式発表はこちら。沢山の新機能が追加されて嬉しい!ฅ/ᐠ˶>ω<˶ᐟ\ฅ

※各機能の説明はインストール方法の項の次に記載しています。

動作可能環境の拡大

  • 少ないVRAM使用量で動作するオプションが追加。VRAM 4GB でも512×512画像が生成可能に
  • 既に conda環境がPCに入っている場合も競合せずインストール可能に
  • 一部グラボで生成画像が緑一色・黒一色になる問題の解決が可能に
    ↑Use Full Precision (VRAM-heavy)  オプションが機能しない不具合が解消したため。

新機能の追加

  • 生成する画像の高画質化(アップスケーリング)機能が追加:Upscalling
  • 生成する画像中の顔面修復機能が追加:Face Restoraction
  • タイル状に並べても継ぎ目が分からないようなシームレス画像の生成機能
    ↑ソフトの画像プレビュー画面で2×2、3×3に並べた画像をその場でプレビュー可能
  • 一度に複数のプロンプトを実行可能に (プロンプトを改行で複数入力)
  • プロンプトごとに画像をサブフォルダーに保存するオプション
  • 画像の保存フォルダが変更可能に

※アップスケーリングは Real-ESRGAN、顔復元は GFPGAN のものです。これらがコマンド操作無しで使えるようになる神アプデです。

不具合修正・改善

  • 最適化によりVRAM 使用量をわずかに削減 (高速化)
  • 一部のディスプレイでソフト画面が崩れる問題の修正 (DPI スケーリングの破損問題)

 

Ver 1.3.0 → Ver 1.3.1 の変更点

新機能の追加

  • 設定画面から使用するモデルファイル(.ckpt)を選べるようになった
    ↑複数のモデル (標準のStable Diffusion, Waifu Diffusion, …) の切り替えが容易に
  • 生成画像プレビューウィンドウで、右クリックメニューから画像をコピーできるようになった

不具合修正・改善

  • VRAM消費量が改善されたみたいで、今までよりも若干大きなサイズでも画像を生成できるようになった
  • 初回起動時に画像がいつまで経っても生成されない不具合が解消された(みたい)
  • 低VRAMモードがONになっていると img2img が機能しない(Init Image Strength の設定値が何であれ、入力画像とは全く異なる画像が生成されてしまう) 問題が修正された
  • 配布時の圧縮形式が .zip から .7z 形式に変更。それに伴いダウンロード時のサイズが 3 GBから 2 GB に大幅削減
  • アップスケーリングや顔復元の設定ボタンが右上に移動

マイナーアップデートですが、パフォーマンス改善やバグの修正が行われており利便性が向上しています。時間に余裕がある方は 1.3.1 も入れてみてください。

 

動作条件 (Ver 1.3.0 / 1.3.1)

  • 動作OS は Windows 10, Windows 11
  • 最大 12 GB のディスク空き容量
  • Nvidia製GPU が必要
  • ★重要★:Windowsのユーザー名に日本語・半角スペースを含まない

バージョン 1.2.0 に比べて動作条件が大幅に緩和されました!(少ないVRAMでもOKに & 既にconda環境をPCに入れていてもOKに)

※ユーザー名に日本語・半角スペースが入ってしまっている方は新しいユーザーを作ってそちらにインストールするか、このリンク先の「対処法」の部分をご参照ください。

 

自分が使用しているGPUの種類やVRAM容量はこちらの方法で確認できます。

チップの種類が「NVIDIA ○○」になっていることをご確認ください。

残念ながら、現時点では「Intel(R) HD Graphics ○○」といった Intel製CPUの内蔵GPUや、AMD製GPUには非対応です。

 

Ver 1.3.1 のインストール・更新方法

新規に NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.1 をインストールする方も、既にバージョン 1.2.0 や 1.3.0 をインストールしていた方も導入方法は同じです。

ソフト本体にアップデート機能がないため、現時点ではもう一度インストールする以外に方法はありません。

※環境によってはインストールがうまくいかない場合があります。その場合はこちらを参照↓

インストールエラー・対処法一覧

画像生成AIの「Stable Diffusion」をコマンド操作不要で使えるソフト「NMKD Stable Diffusion GUI」でインストール時やその後の画像生成がうまくいかないという報告が沢山挙げられていたので対処法を仮まとめ。 […]

 

ソフト NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.1 のダウンロード

ダウンロードは次のリンク先から行えます。

リンク:NMKD Stable Diffusion GUI - AI Image Generator

 

ページの下の方にある「Download Now」をクリックします。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のダウンロード方法

 

開発者さんのサポート画面になります。サポートしたい場合は赤枠の支払い設定に進み、そうでない場合は青枠部分のリンクをクリックしてダウンロードページに進みます。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のダウンロード前:開発者サポート画面

サポートしたい場合の手順 (クリックして表示)

支援額は自由に入力できます。入力後、支払い完了メールの送付先メールアドレスをボックスに入力し、PayPalかクレジットカードで支払いを行います。

PayPalの場合、ボタンを押してPayPalアカウントにログインすると支払いが完了します。

支払い完了後、以下のような支払い完了画面に遷移するはずです。(支払い完了メールも送られてきます)

Download を押すとダウンロードが始まります。Ver 1.3.1 は 2 GBもあるので注意。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のダウンロード方法:Downloadボタン

 

NMKD Stable Diffusion GUI のインストール

ダウンロードした.7zファイルを解凍します。(.7z の解凍方法はこちら)

解凍先は任意ですが、日本語名のフォルダ内や深すぎる場所にあるフォルダ内でソフトを実行すると予期せぬトラブルが生じる可能性があるので、ドライブ直下に新しく英語名フォルダを作ってその中で解凍するのがいいかもしれません。

(例:Cドライブ直下に「AI」という名前の新しいフォルダを作り、その中で zip ファイルを解凍)

今回初めて NMKD Stable Diffusion GUI を Windows に入れる方はそのまま次の手順にお進みください。

既に 1.2.0 をお持ちの方のうち、操作に少し自信がある場合は以下の手順で model.ckpt の再ダウンロードを飛ばせるのでインストール時間を大幅短縮できます。

既に 1.2.0 を持っている方ができる時短インストール (任意)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.2.0 のフォルダ内にある model.ckpt を 1.3.0 のフォルダの方に持ってきます。

例えば 1.2.0 をインストールした場所が「C:\AI\StableDiffusionGui-v1.2.0」なら、

C:\AI\StableDiffusionGui-v1.2.0\Data\model.ckpt

をコピーし、1.3.0側で

C:\AI\StableDiffusionGui-v1.3.0\Data\models\stable-diffusion-1.4.ckpt

となるようコピー・リネームしてください。

つまりDataフォルダ内に新しく「models」フォルダを作り、そこにmodel.ckptを持ってきた後「stable-diffusion-1.4.ckpt」にリネームすればOKです。

この作業が終わってからソフトを初回起動します。

 

解凍後、中にある「StableDiffusionGui.exe」を起動します。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のインストール方法:StableDiffusionGUI.exeの起動

 

NMKD Stable Diffusion GUI が起動すると、前面にまず次のような注意メッセージが表示されるので「OK」をクリックします。

NMKD Stable Diffusion GUI のインストール方法:警告メッセージ

※注意書きは「このソフトは開発中」「動作できるグラボに制限がある」といった内容です。(1.2.0 の時と同じ文言ですが、実際には動作制限は緩和されています)

 

次にメッセージボックスが表示されるので、「OK」を押してください。

NMKD Stable Diffusion GUI のインストール方法:インストール有無の検知画面

※既に前バージョンのソフトや別の Stable Diffusion 環境をインストール済みの場合でも「Stable Diffusion の完全にインストールされたファイルは見つかりませんでした」という上記メッセージは表示されます。気にせずOKを押してインストール作業を進めてください。

もしこのポップアップ表示が表示されなかった時は、ウィンドウ右上にある「PCモニターに下矢印」アイコンをクリックして Installer 画面を出してください

 

インストール画面が立ち上がるので「Install」ボタンを押せばインストールが始まります。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のインストール方法:Installボタンを押して自動インストール開始

※先ほど説明した時短インストール法を行った場合、既に「Stable Diffusion 1.4 Model File」にチェックが入った状態になっています。

 

後は Stable Diffusion の面倒な環境構築作業を全部ソフトが自動でやってくれます。

押してからしばらく反応が無いですが、一応ソフトの左下にインストール作業の進捗が表示されます(英語)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のインストール方法:ログ

 

注意環境によっては上記画像のように

Setting up python environment...

という行の表示のまま、インストール作業が全く進んでいないように見えることがあります。

しかし、ちゃんとバックグラウンドでインストールは進んでいるので気長にお待ちください

2~3分待っているとそのうち「Installing RealESRGAN...」といった次のメッセージが表示され、ちゃんとインストールが進んでいることがわかります。

 

時短インストールを行った私の環境ではインストール所要時間が5分以内でした。

ただし新規インストール時は約 4GB のAIモデルデータのダウンロードが必要になるので、お使いのネット回線状況によっては1時間~数時間かかるかもしれません。

インストール完了までは放っておいて大丈夫なのでPCから離れても問題ありません。

 

全てのインストール作業が終わると再び Installer の画面が表示されます。

画像のようにインストールが必要な項目全てにチェックが入っていればインストール完了です。

右上の×ボタンを押して閉じてください。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のインストール方法:インストール完了時のInstaller画面

 

インストールが上手くいかなかった場合…

インストール時に発生するエラー一覧とその対処法についてこちらにまとめたのでご参照ください。

※本ページのコメント欄にインストール時に出たエラーメッセージや、インストールが止まったタイミングなど詳細を記載していただければ原因が特定できるかもしれません。

解決は約束できませんが、調べられる範囲でお調べします。(ただし現在、他の情報更新などで時間が足りないので対応はだいぶ遅くなってしまいます。ご了承ください。)

 

★初回実行時の不具合修正用手順 (Ver 1.3.0 では必須)★

インストール後は以下の不具合修復手順を必ず実行してください

実はバージョン1.3.0には既知の不具合として、初回起動時に画像生成がうまくいかない場合があります。

以下、修復法を記載するのでインストール後に必ず実行してください

※バージョン1.3.1 では修正されたのか、こちらの環境では不具合は発生しませんでした。

不具合の有無をチェック

まず、Prompt に適当なプロンプト 例:「a sleeping red tabby cat」 を入力し、ソフト右下の「Generate!」ボタンをクリックして画像生成を始めてください。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の不具合確認方法

 

そして 2~4 分ほど待機します。(初回実行時のみ画像生成に時間がかかります)

本来は数分で画像右側のプレビューのところに生成画像が表示されるはずですが、いつまで経っても何も起きない場合があります。

(ソフト左下の進捗ログの表示が以下のようになったまま固まるなど)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の不具合確認:画像がいつまでも生成されない

 

緑のリングがぐるぐる回るだけでいつまで経っても画像が生成されない場合は次の手順を実行してください。

 

不具合の修復方法

手順 (クリックして表示)

まず、Cancel ボタンをクリックします。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で画像がいつまでも生成されない不具合の修正方法

 

次に、画面右上にあるコンソールボタンをクリックします。

NMKD Stable Diffusion GUI のコンソール(dream.py)の起動

 

黒画面のコンソールウィンドウが開きます。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で画像がいつまでも生成されない不具合の修正方法

 

赤下線部の「dream>」が表示されるまで1分ほど待ちます。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で画像がいつまでも生成されない不具合の修正方法

 

表示されたら×ボタンを押してコンソールウィンドウを閉じてください。

すると、先ほどまで表示されていなかった画像がちゃんと表示されていると思います。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で画像がいつまでも生成されない不具合が解決したときの画面

 

これで修正完了です。

 

ソフトの使い方

初めて NMKD Stable Diffusion GUI を使う方は以下のページで基本的な使い方各設定項目の意味や推奨値バージョン1.2.0の時からあった機能など一通りまとめた以下のページを必ずご確認ください。

使い方

入力したテキストから画像を生成したり、自分が描いた落書きに説明テキストを加えれば思い通りの絵に変えたりできるAI「Stable Diffusion」 ↑a sleeping cat in the hot spring (温泉で眠る[…]

 

画像(+説明文章)から画像を生成する(img2img)のやり方はこちらです。

MSペイントで描いた適当な山と川の落書き(左)と、それをStable Diffusionのimg2imgに複数回通し、写真風に変換したもの(右)

img2imgのやり方

画像生成AI「Stable Diffusion」は入力したテキストから画像を生成するだけでなく、画像と説明テキストを入力すればそこから思い通りの画像を生成できる img2img も利用できます。 例えばMSペイントで描いたこん[…]

 

 

以下、本ページではバージョン1.3.1の新機能に絞って概要や使い方を説明していきます。

 


 

プロンプトの複数入力&実行

プロンプト(呪文)を一度に複数行入力して複数分実行できます

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能:プロンプトの複数行入力

例えばこのように3つのプロンプトを入力すると、各プロンプトごと指定枚数の画像が生成されます。

(画像の例なら Amout Of Images To Generate が 3 なので各プロンプトごと 3枚ずつ画像が生成されます。計9枚。)

  • プロンプトに少しずつ変更を加えたバリエーションを用意して、生成する画像を比較したい場合
  • 実行したい数十個のプロンプトを夜寝る前に一括で入力しておき、それぞれ100枚ほど自動で生成させておきたい場合

などに役立つ大変便利な機能です。

(なおデフォルトの設定では各プロンプトごとに同一のSeed値(連番)で画像が生成されます。純粋にプロンプトの差による影響だけを見られるので便利ですね)

 

シームレス画像の生成機能

タイル状に並べても継ぎ目が分からないようなシームレス画像を生成させることができます。

背景テクスチャや壁紙の作成にピッタリです。素材作りが捗りそう。

 

試しに今回はレンガの背景テクスチャを作成しようと思います。(Prompt: brick wall texture)

プロンプト入力後、「Generate Seamless (Tileable) Images」チェックボックスをONにします。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能:シームレス画像の作成

※「継ぎ目のない(タイル状に並べられる)画像の生成」の意。

この設定で生成される画像はシームレス画像になります。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で作成したシームレスなレンガのテクスチャ素材

例えばこの画像を4枚並べると…

 

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 で作成したシームレスなレンガのテクスチャ素材を4枚並べたもの

このように継ぎ目なく並べることができます。

同じ画像を繰り返し配置したい場合は、このようなシームレス画像がとても便利です。(素材にピッタリ)

 

なおソフトのプレビュー画面をクリックするとが全画面ビューが開きますが、そこで画像をクリックするとその場で 2×2、3×3 に並べた画像をプレビューできます

 

生成する画像の高画質化 (アップスケーリング)

例えば 512×512 サイズの生成画像を、縦横2倍の 1024×1024 サイズ、または 縦横4倍の 2048×2048 サイズに拡大することができます

(Real-ESRGAN によるアップスケーリングがコマンド操作不要で実行可能)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能:アップスケーリング

左:512×512 サイズで生成したねこさんのおかおをズーム
右:2048×2048 サイズにアップスケーリングした左の画像

※Webサイトにアップするために画質を落としてしまったので、右の画像は本当はもっと精細です。

Stable Diffusion で生成させた画像がせっかく良さげでもサイズが 512×512 だと小さくてどうしても使える場面が限られてしまう… なんて悩みも解消されます。

設定手順

ウィンドウ右下の 魔法ステッキボタンをクリックします。(Ver. 1.3.1 で右上に移動しました)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の Post-Processing (後処理) ボタン

 

Upscaling」の設定を Disabled(無効) から 「2x」または「4x」に変更します。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能のUpscallingの設定方法

 

これで設定完了です。

出力画像

画像はアップスケーリングをかける前と後の両方が出力されます。

VRAM容量の制約上 512×512 サイズの画像しか生成できない場合でもアップスケーリングすれば高画質な 1024×1024 サイズや 2048×2048 サイズが得られるので良いですね。

ストレージの空き容量にゆとりがあれば常にこの設定をONにしておくのも良いかもしれません。

 

生成する画像中の顔面修復機能 (顔復元)

生成画像中に含まれる人の顔を修復し、不自然なところや低画質でぼやけてしまっているところを綺麗にしてくれます

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能:顔復元(Face Restruction)
プロンプト:smiling child face facing forward Face Restruction の値は 1

左が顔復元が適用される前、右が顔復元適用後です。

変になっていた目の部分や不自然な歯の形が修正され、自然になりました。

顔は特に不自然な部分が目立ちやすいので、それを顔復元で少しでも軽減できるのは大きいですね。

人物写真をよく生成する人には重宝しそうな機能です。

(GFPGAN による顔復元がコマンド操作不要で実行可能という機能)

設定手順

ウィンドウ右下の 魔法ステッキボタンをクリックします。(Ver. 1.3.1 では右上)

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の Post-Processing (後処理) ボタン

 

Face Restoraction」の値を変更します。値が大きいほど補正効果が強くなります。

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能のFace Restorationの設定方法

※0:OFF 1:最大復元

推奨値は 0.5~0.8 です。(←参考)

出力画像

※初回実行時はダウンロードが入るため少し時間がかかります。

画像は顔復元をかける前と後の両方が出力されます。

対象の顔について

人物の顔だけが対象です。

動物(ねこなど)の顔はそもそも認識されないため、顔復元機能が働かず修復前・修復後で画像が同じになります。

二次元キャラクターも対象外です。

また生成した人物の顔が一部しか写っていないと顔認識されず、顔復元が働かないことがあります。

 

アップスケーリングと顔復元の併用

UpscalingFace Restoraction の両設定を同時に使用することもできます。

その場合生成する画像は2枚です。(無加工の画像・アップスケーリングと顔復元を両方適用した画像)

内部処理としてはまず先に画像のアップスケーリングが行われ、次に顔復元が実行されます。

 

ソフト設定画面

Ver 1.3.0 / 1.3.1 で共通の項目

バージョン 1.3.0 で設定項目が大幅に追加されました

ウィンドウ右上の歯車アイコンのボタンが設定ボタンです。

 

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 のソフト設定画面

Low Memory Mode

注意:VRAM 8 GB 未満の GPU のための設定

ONにすると VRAM が少ない環境でも画像生成が実行できるようになりますが、以下の機能が無効化されます。

  • シームレス画像の生成機能
  • Samplerの選択
  • Post-Processing (アップスケーリング・顔復元)

画像サイズが大きいとき「Generated 0 image」と表示されて何も画像が生成されない事例が頻発しているなら、チェックをONにすれば画像が生成できるようになると思います。

VRAM容量が 4GB 程しか無い場合はこちらの設定をONにすることを検討してください。

※この設定をONにしたところ VRAM 4GB の GPU で 704x640 の大きな画像の生成に成功したという報告がありました。(リンク)

Use Full Precision (VRAM-heavy, Mostly Useless)

ONにするとVRAMを大量に消費するようになるため、OFF推奨です。

Geforce GTX 1660 (Super / Ti) をお使いの場合、不具合で生成される画像が緑一色or黒一色になる事例がありますがその場合はこちらの設定をONにすると直る可能性があります。

Image Output Folder

生成した画像の出力先フォルダが設定できます。

(※日本語を含むフォルダ・半角スペースの入ったファイルパス・長すぎるファイルパスに対応しているかどうか不明)

Create a Subfolder for Each Prompt

ONにするとプロンプト文の種類ごとにフォルダが作成され、各プロンプトごと別のフォルダに画像が保存されます

NMKD Stable Diffusion GUI 1.3.0 の新機能:プロンプト別にフォルダを生成

例えば「adorable cat」「cute cat」「kawaii cat」の3つのプロンプトを実行したら、上記画像のようにちゃんとプロンプトごとにフォルダが作成され画像はそれぞれその中に入ります。

同じプロンプト文を実行したのなら後日でもちゃんと当該フォルダに画像が出力されます。

Include Prompt in Filename

ONにすると生成した画像ファイル名にプロンプト文が含められます。(ファイル名が長大になるので注意)

When Running Multiple Prompts, Use Same Starting Seed for All of Them

「複数のプロンプトを実行時、それら全てで同じ開始シード値を使う」設定。

ONにすると各プロンプトで使用シード値が共通になります。

Advanced Mode (Unlock Higher Values for Sliders)

上級者モード。

画像生成時の各設定項目のスライダーの上限値が大きく解放されます。

設定項目 OFFのときの上限 ONのときの上限
Detail (Steps) 120 500
Creativeness 25 50
Resolution 1024 1536

どれも値を上げすぎると不都合が生じる設定ばかりなので、大抵は上級者モードOFFでも問題ありません。

でも120以上のステップ数が設定可能になったのは良いかも!

VRAM潤沢勢ならリッチに1536×1536サイズの大きな画像を生成できるようになります。

 

Ver 1.3.1 で追加された項目

Stable Diffusion Model File

画像生成に使用するモデルファイル(.ckpt)設定画面から自由に変更できるようになりました

標準の Stable Diffusion のモデル以外も利用している場合 (Waifu Diffusion など) は簡単にモデルの切り替えができるようになるので大変便利です。

切り替えの手順は以下の通りです。

  1. Open Folder ボタンを押し、開かれたフォルダ画面に別モデルの .ckpt ファイルを入れる
  2. 一度 Settings 画面を閉じて、再度開く (モデル一覧を更新させるため)
  3. モデル名が表示されているボックスをクリックすると、先ほどフォルダに入れた .ckpt ファイルが選択肢に表示されるようになっている

 

他のモデルのダウンロード先はこちらのページに記載しています。

別モデルの利用

画像生成AIの「Stable Diffusion」をコマンド操作不要で使えるソフト「NMKD Stable Diffusion GUI」で利用可能な便利機能をまとめました。 プロンプト中の語句に数値で重み付けできたり Creative[…]

 

 

バージョン 1.3.0 の既知の不具合

reddit のこちらのページで報告されていた不具合です。

開発者さんが数日後にバグ修正版を公開すると言っていたので、そのうち修正されるかもしれません。
1.3.1 でいくつか修正されました。

(1.3.1 で修正済) 生成した画像がどこにも保存されない

初回実行時、緑のリングがぐるぐる回るだけでいつまで経っても画像が生成されない不具合が発生する場合があります。

本ページの「★初回実行時の不具合修正用手順 (Ver 1.3.0 では必須)★」に従って不具合を修正してください。

(1.3.1 で修正済) 画像ファイルの拡張子が大文字になっていると "Invalid image type" と表示され画像が読み込めない

対処法:img2img時に読み込む画像の拡張子(.JPG, .PNG, .GIF)は小文字にする (.jpg, .png, .gif)

参考リンク

Step数が多いとエラーが出て実行できないことがある

IndexError: index 1000 is out of bounds for dimension 0 with size 1000

のようなエラーが出て img2img が実行できない現象が発生することがあるみたいです。

対処法:Step数の変更。(少ない値にする)

参考リンク

ユーザーファイルパスにアポストロフィが含まれていると、Use as Init Image が機能しない?

参考リンク

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