NMKD Stable Diffusion GUIで .safetensors形式のモデルを使う方法

最近、画像生成AI「Stable Diffusion」で利用するモデルファイルが .safetensors 形式で配布される機会が増えてきました。

NMKD Stable Diffusion GUI でその形式のモデルファイルを使うには、.ckpt 形式に一度変換する必要があります。

変換さえすれば .safetensors 形式も NMKD Stable Diffusion GUI で使用できます

以下、safetensors 形式のモデルを ckpt 形式に変換して ソフトで実際に利用するまでの流れを説明します。

 

※NMKD Stable Diffusion GUI の基本的な使い方や機能はこちらに記載しています。まだご覧になっていない方は先にこちらをご確認ください。

使い方・機能

入力したテキストから画像を生成したり、自分が描いた落書きに説明テキストを加えれば思い通りの絵に変えたりできるAI「Stable Diffusion」 ↑a sleeping cat in the hot spring (温泉で眠る[…]

.safetensors形式のモデルをNMKD版ソフトで利用する手順

今回は例として、.ckpt 形式での配布が終了し .safetensors 形式で現在配布されている Anything v3.0 モデルを NMKD Stable Diffusion GUI で利用してみたいと思います。

上記リンク先のファイル一覧から「anything-v3-fp16-pruned.safetensors」を選び download リンクからダウンロードしたモデルファイルを例に、以下説明します。

(もちろん今回の例以外の .safetensors モデルでも手順は同じです)

 

モデルファイルを適切な場所に配置

ダウンロードしたモデルファイルをソフトが認識できる場所に配置します。

  1. 画面右上の歯車ボタンを押して Settings(設定)画面を開く
  2. 設定項目「Stable Diffusion Model」のところにある Folders... ボタンを押し、Model Folders 画面に移動する
  3. リストの「Data/models」をクリックして選び、右上にあるフォルダアイコンのボタンを押す
  4. 開かれたフォルダ画面に safetensors ファイルを入れる (画像参照)
  5. Model Folders 画面を閉じる

NMKD Stable Diffusion GUIで .safetensors形式のモデルを使う方法:フォルダに変換前のsafetensorsモデルを配置
↑普段 .ckpt モデルファイルを入れている場所と同じところに .safetensors ファイルを入れればOKです。

 

.safetensors を .ckpt に変換

まず、ソフト右上のツールボタンを押してメニューから Convert Models を選びます。

NMKD Stable Diffusion GUIでのモデル変換方法 (Convert Models 画面の開き方)

 

モデル変換画面 (Convert Models) が開きます。

Convert Models 画面で.safetensorsファイルを.ckptファイルに変換

 

画像のように、以下の通り設定を変更してから Convert! ボタンを押してモデルの変換を開始します。

  • Model Input Format「入力モデル形式」を Safetensors にする
  • Model File「モデルファイル」は変換対象の .safetensors ファイルを指定する
  • Model Output Format「出力モデル形式」を Pytorch (ckpt/pt File) にする

 

変換には数分かかります。

変換が終わったらこの画面は閉じて大丈夫です。

変換対象の .safetensors ファイルと同じ場所に変換後の .ckpt ファイルが生成しています。

 

使用モデルファイルの切り替え

使用モデルを変換で生成した .ckpt ファイルに切り替えます。

モデルは設定画面からも切替可能ですが、以下のショートカットキーでモデル切り替えメニューを出した方が速いのでおすすめです。

  1. Ctrl + M キーのショートカットキーを押す
  2. 矢印キーで使用モデルを選択して Enter キーで決定

NMKD Stable Diffusion GUIで .safetensors形式のモデルを使う方法:モデルの切り替え

 

これで作業は完了です。あとはいつものように画像生成すればOKです。

anything v3.0 モデルで生成したイケメン動物キャライラストanime dog boy, kemono, furry, fursona, wolf, vulpix style, masterpiece [lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, deformed] -s 25 -S 255670336 -W 512 -H 512 -C 8.0 -A k_euler_a

anything v3.0 モデルで生成したかわいい動物マスコットキャラ(ケモノ)イラストcat, kemono, kawaii, furry, vulpix style, masterpiece [lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry, deformed] -s 25 -S 1719992780 -W 512 -H 512 -C 8.0 -A k_euler_a

いけめそ動物キャラさんが登場しましたありがとうございました/ᐠ˶>ω<˶ᐟ\

safetensors モデルを変換経由で無事 NMKD Stable Diffusion GUI で利用できました。

※追記事項

今回例示した Anything v3.0 モデルは公式とは別の場所で普通に .ckpt ファイルとして配布されているので、実際には上記の通りに .safetensors ファイルから変換して利用する必要はないかもです。

Anything モデルは色々バージョン(種類) があるので以下のページでダウンロード先や使用方法をまとめています。

Anythingモデルの利用

画像生成AI「Stable Diffusion」で使用できる画像生成モデルの一つ「Anything」をソフト NMKD Stable Diffusion GUI で使用する方法を記載しました。 Anything は短いプロンプトで比較[…]

ソフトの使い方や便利機能

ソフトには色々な機能があるので、以下の各バージョン別ページで確認してみてください。(画像クリックで該当ページに移動できます)

NMKD Stable Diffusion GUI 記事一覧

ソフト画面・機能マニュアル

 

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